【デスクトップPC】操作中の動作が遅いの事例パソコン修理テック

【原因】メモリ不足・HDD不良・グラフィック不良等

常に動作が重いと感じるのか、それとも一時的に重くなるのかによって原因も変わってきます。
例えば、ファイルを開いた時やアプリを起動させた時等、何をする時にも反応が遅く動作が重く感じる場合があります。
原因の一つとして、パソコンの性能不足が考えられます。長年使ってきたパソコンですとOSのアップデートを繰り返すうちに現在の性能では処理が追い付かなくなってきた事も原因の一つです。
また、HDDを常に読み込んでいるような音はしませんか？HDDの劣化が始まっていると、パソコンが内部で処理を続けているのに次々とファイルを開いたりしていると処理が追い付いてこなくなることもあります。
破損したファイルの読み込みエラーが原因で処理が遅くなることもあります。
インターネットでのページ閲覧時にスクロールが遅く、カクカクとした表示になる場合はグラフィック関係の不具合も考えられます。

一時的に遅くなっている場合ですと、もしかしたら内部でアップデートファイル等の自動更新がされているかもしれません。
セキュリティソフトのスキャン中にも処理が重くなることがあります。
HDDが動いている音が続いている場合は、しばらく様子を見てHDDが落ち着いてから作業をしてみましょう。

【本体側の故障例】

• 1)メモリ不足やHDD等の部品の故障
• 2)グラフィックドライバやグラフィックボードの故障
• 3)HDD内のファイル破損による読み込み不良

原因	症状
メモリ不足やHDD等の部品の故障	・メモリが認識しているか接続を再確認する ・部品交換をしてみる
グラフィックドライバやグラフィックボードの故障	・ドライバの再インストール ・グラフィックボードの交換
HDD内のファイル破損による読み込み不良	・ドライバの再インストール グラフィックボードの交換

【概算見積りパターン】

【操作中の動作が重い時に試す基本対処法】

①メモリ不足が原因となっている場合

パソコンのCPUは作業員のようなものです。メモリは作業をするための机と思ってください。メモリが不足しているという事は、作業の机が狭く、思ったような作業ができないという状況になります。常に動作が重く感じる場合は、メモリを追加し作業効率をアップさせる方法があります。
メモリ不足で処理が重くなっている場合ですと、きちんとメモリが認識されていない可能性があります。急に操作が重くなった・処理が遅くなった場合は、まずは電源を落としてからメモリの接続を確認してみてください。
OSのシステム設定からもメモリの容量が確認できますので、正しく認識されているかを見てみましょう。
パソコンの性能に対してのメモリ不足であるならば、メモリの追加や交換で改善されると思います。

②HDDに問題がある場合

HDD内部のファイルが破損している場合、またはHDD自体が劣化してきている場合ですと、ファイルを開くときにもなかなか処理が進まずに動作が重くなる時があります。 また、HDDの空き容量が極端に少ない場合にも処理速度は下がります。
HDDの容量の一部をメモリとして使う設定があるので、容量が足りなくなった状態ですと予備の作業机が確保できなくなってしまうからです。
きちんとバックアップを取って、HDDの内部を整理する事でも改善される可能性はあります。

③グラフィックボードの不良

操作や処理自体に問題がなくても、画像や文字の描画速度が遅いと動作が重くなっていると感じます。グラフィックの設定にミスがあるか、画像を描画するためのグラフィック関係のパーツの不具合が考えられます。
増設したグラフィックボードを使っている場合は、一度マザーボードについている出力端子を使ってみて確認してみてください。

④アップデートファイルを読み込んでいないか

自動更新のファイルをネットからダウンロードしている場合、一時的にですが処理が重くなる事があります。
バックグラウンドでの処理をしている場合ですと、表面的にはいつも通りのデスクトップ表示であっても内部ではパソコンが色々と処理をしているのです。
更新処理が終わるまでしばらく様子を見て、それでも動作が遅い場合でしたら別の可能性を考えてみましょう。