MacBook / REPAIR ITEMロジックボード(基板)修理|データを残す修理方法と期間・料金

ロジックボードは、MacBookのメイン基板です。
マザーボード、基板とも呼ばれますが、Appleでは公式に「ロジックボード」という名称が用いられています。
CPUやメモリ、ストレージ、電源の回路など、MacBookが動くために必要な部品の多くが、この基板に組み込まれています。そのため、ロジックボードが故障すると、電源が入らない、起動しない、画面が映らないといった大きな不具合につながります。
MacBookのロジックボードの修理には、故障した部分だけを直す方法と、ロジックボードを丸ごと交換する方法があり、どちらを選ぶかで中のデータが残るかどうかが変わります。このページでは、修理の方法と、期間や料金の目安をご案内します。
目次
ロジックボードの修理が必要になる主な症状
次のような症状は、ロジックボードの故障が原因のことがあります。ただし、バッテリーや充電器、画面など、ほかの部品が原因のことも多いため、まずは症状ごとのページで確かめてみてください。
電源ボタンを押しても反応しない・充電できない:電源の回路の故障が疑われます。確かめ方はMacBookの電源ボタンを押しても反応しないときをご覧ください。
起動の途中で止まる・再起動を繰り返す:システムの不具合のこともあります。MacBookが起動しないときの原因と対処法をご覧ください。
外部ディスプレイにも映らない:映像を処理する部品の故障が疑われます。画面に何も表示されないときの確かめ方をご覧ください。
飲み物をこぼした後から動かない:基板のショートや腐食が疑われます。MacBookに水や飲み物をこぼしたときの対処法をご覧ください。
USB-Cのポートが使えない・つないでも充電されない:ポートが基板と一体になっている機種では、ポートの故障もロジックボードの修理になります。
いずれの場合も、パソコン修理テックで点検し、ほかの部品の故障ではないかを確かめたうえで、ロジックボードの修理が必要かどうかをご案内します。
修理の方法とデータへの影響
ロジックボードの修理には、主に次の3つの方法があります。
| 修理の方法 | 内容 | 中のデータ |
|---|---|---|
| 接触不良の修正・クリーニング | 端子やコネクタの汚れ・腐食を取り除き、接触不良を直す | 残る |
| 故障部位の補修 | ショートした部品や焼けた部品を見つけ、その部品だけをはんだ付けで交換する | 残る |
| ロジックボードの交換 | ロジックボードを丸ごと新しいものに取り替える | 多くの機種で残らない |
ロジックボードを交換するとデータが消える理由
最近のMacBookの多くは、データを保存するストレージがロジックボードに直接組み込まれていて、取り外すことができません。そのため、ロジックボードを丸ごと交換すると、ストレージも新しいものに変わり、中のデータは引き継げません。また、Appleシリコン搭載のMacや、T2セキュリティチップ搭載のMacでは、データがロジックボードのチップと結びついた形で暗号化されているため、元のロジックボードからストレージだけを取り出してデータを読み出すこともできません。
写真や仕事のファイルなど、失いたくないデータがある場合は、ロジックボードの交換ではなく、故障した部分だけを直す補修で修理できないかをご相談ください。補修でMacBookが起動できる状態に戻れば、データをそのまま残せます。データの取り出しについては、起動しないMacBookからデータを取り出したい場合もご覧ください。
ロジックボードを交換するときの注意点
メモリやストレージの容量:MacBookのメモリとストレージは、ロジックボードと一体です。交換後の容量は、交換するロジックボードによって決まります。
Touch IDが使えなくなることがある:Touch IDは、ロジックボードのチップと組み合わせて使う仕組みのため、機種によっては、ロジックボードを交換するとTouch IDが使えなくなります。パスワードでのログインなど、ほかの機能は使えます。
macOSの再インストールが必要:新しいロジックボードには、元のデータや設定は入っていません。交換後に、macOSをインストールして使える状態にします。
修理するか、買い替えるかの判断
ロジックボードの修理は、MacBookの修理の中でも費用が大きくなりやすい修理です。次のようなことを目安に、修理するか、新しいMacBookに買い替えるかを検討してください。
| 状況 | おすすめの考え方 |
|---|---|
| 中に大切なデータがある | まず補修での修理ができないかを点検する。買い替える場合も、データを取り出してから |
| 購入してから年数が浅い・性能に不満がない | 修理して使い続けるメリットが大きい |
| 購入してから年数がたっている・最新のmacOSに対応していない | 修理費用と、買い替えの費用を比べて検討する |
| 水濡れで基板の広い範囲が傷んでいる | 修理しても、後から別の部分に不具合が出ることがある。費用と合わせて検討する |
パソコン修理テックでは、点検の結果をもとに、修理の方法と料金をご案内します。お見積りを見てから、修理するかどうかをお決めいただけます。
修理の流れと期間の目安
1. 点検・お見積り:ほかの部品の故障ではないかを確かめたうえで、ロジックボードのどこが故障しているかを調べ、修理の方法と料金をご案内します。
2. ご依頼の確認:お見積りの内容と、データが残るかどうかをご確認いただいてから、修理を始めます。
3. 修理:故障部位の補修、またはロジックボードの交換を行います。
4. 動作確認・お渡し:起動や充電、画面の表示、各ポートなどの動作を確認して、お渡しします。
ロジックボードの修理は、故障している部分を探すのに時間がかかるため、ほかの修理よりも長めにお預かりします。点検とお見積りに2〜3日ほど、修理を含めると1〜2週間ほどが目安です。部品の取り寄せが必要な場合は、さらにお時間をいただくことがあります。お急ぎの場合は、ご相談の際にお知らせください。
ロジックボード修理の料金の目安
| 修理内容 | 診断料 | 作業料金 | 部品代 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 接触不良の修正・クリーニング | 3,000円〜 | 13,000円〜 | ー | 16,000円〜 |
| 故障部位の補修(はんだ付けなどの精密な作業) | 3,000円〜 | 25,000円〜 | ー | 28,000円〜 |
| ロジックボードの交換 | 3,000円〜 | 15,000円〜 | 10,000円〜50,000円 | 18,000円〜+部品代 |
※こちらの価格はパソコン修理テック新宿店の概算価格です。
※ロジックボードの部品代は、機種やメモリ・ストレージの容量によって異なります。
※ロジックボードを交換した場合、多くの機種では中のデータを引き継げません。
※正確な金額は、点検後にお見積りします。
修理の前にやっておきたいこと:データを守るために
ロジックボードの修理は、MacBookの修理の中でも、データに最も影響が出やすい修理です。まだMacBookが動くうちに、Time Machineなどでバックアップを取っておいてください。すでに起動しない場合は、電源の入り切りを何度も繰り返すと、状態が悪化することがあります。失いたくないデータがある場合は、ご相談の際に必ずお知らせください。データを残せる修理の方法を優先してご案内します。
