【デスクトップPC】その他の起動しない問題の事例パソコン修理テック
【原因】接続・環境・経年劣化
今まで、一通りのページを見てきて、対応策を色々と試してきても改善されなかった。
そんな方も居るかと思います。
さっきまで起動していたのに、今は動かなくなってしまった。あるいは、その逆の場合もありえるのです。
いくつかの事例をご紹介しましょう
電源ユニットを交換し、ケーブル類を全て正常品に交換しているのに起動しなかった。
色々と検証をしているうちに、パソコン側の問題ではなく家庭のコンセントの方に問題があった事がわかりました。
たこ足配線をしている場合だと、供給される電力が不安定になったりもします。
さっきまで動いていたと思っても、不安定な為に次も正常に起動するとは限らない状態なのです。
熱暴走による起動不具合。
パソコンにとって温度は非常に重要な問題となっています。
CPUの冷却ファンが止まってしまうと、CPU温度が上昇してしまい、パソコンが起動する前に熱暴走で止まってしまう事もあります。ファンや内部のホコリを綺麗にするだけでも改善する事があるのです。
室温が高い場所や、本体内部に空気の流れが確保できていない場合も同じように止まってしまう事があります。ファンを傷つけないようにこまめに掃除をして、空気の通り道をしっかりと確保しておくことが大事になってくるのです。内部を掃除する時には、基盤に直接触れないようにし、静電気を防止する事も重要です。
パソコンの排気部分が塞がれていても温度が上がってしまいますので、パソコン周辺に置いてある物の配置にも気を配ると良いでしょう。
季節的な環境によっても起動しないという事がありえます。
室温が極端に下がっている場所ですと、電源ユニットが不調となり電源が入らなくなる事もあります。また、静電気や結露によってもパソコンに影響を及ぼす可能性があります。
特に結露はショートの原因にもつながるので、窓際などの温度差がある場所はなるべく避けた方が良いとも言えます。
長年使っていたり、思いがけない負荷をかけてしまった場合には、パソコンの部品自体が破損してしまう事もあります。
熱暴走を何度も繰り返していると高温の為、CPU等の重要な部品が壊れてしまう事があります。
また、ハードディスクは頻繁に読み書きを繰り返す部品ですので、その分劣化するのも早くなってしまいます。
部品や環境等、一つ一つを確認する事によって、何が原因で起動しないのかがわかってくるかと思います。
【本体側の故障例】
- 1)本体が正常に起動していない
- 2)メモリやHDD等の部品の故障
- 3)CPUや電源のファンの故障による熱暴走
- 4)マザーボードやBIOSの致命的な故障
- 5)HDD内のファイル破損による起動不良
原因 | 症状 |
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本体が起動していない | ・最初のページから一つ一つを確認し、起動しない原因を探す |
メモリやHDDの故障 | ・接続を再確認する ・部品交換をしてみる |
熱暴走によるフリーズ | ・ファンが回っているか確認をする ・ホコリが溜まっている場合は掃除をする |
マザーボードの故障 | ・BIOSのみの修復は難しいのでマザーボード交換 |
ファイル破損による起動不良 | ・OSの再インストール ・MBRの書き換え |
ウィルス感染による再起動 | ・ウィルス駆除 ・駆除前のバックアップは危険 |
【概算見積りパターン】
接触不良 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 4,500円~10,000円 |
合計 | 6,500円~ |
メモリの交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 1,500円~8,000円 |
部品代 | 2,000円~9,000円 ※メモリ容量により異なります |
合計 | 3,500円~+部品代 |
ハードディスク(HDD)の交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 1,500円~8,000円 |
部品代 | 5,000円~ ※HDD容量により異なります |
合計 | 3,500円~+部品代 |
電源ユニットの交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 8,000円~11,000円 |
部品代 | 5,000円~20,000円 |
合計 | 10,000円~+部品代 |
マザーボードの交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 8,000円~11,000円 |
部品代 | 10,000円~30,000円 |
合計 | 10,000円~+部品代 |
【起動しない問題がわからない時に試す基本対処法】
まずは今までのページ書かれていることを一つ一つ確認してみましょう。
電源のファンが正常に回ってないからといってファンのホコリが原因とは限らないのです。供給される電力が不安定だったり、ケーブルの断線も考えられるのです。
ですから、「この原因は考えられない」と思うのではなく、一つの不具合の原因については、複数の可能性を考えてみると良いと思います。