【ノートパソコン】その他の液晶不具合の事例パソコン修理テック

【原因】

液晶画面の表示不良には、液晶ディスプレイ以外の不具合が原因の場合もあります。
例えば、画面が暗く明るさの調節ができない場合はバックライトやインバーターの不具合によることが考えられます。
画面の色が全体的に赤くなってしまったりする事もあります。
この場合は液晶パネルではなく、バックライトやインバーター、周囲の配線等の交換修理により改善します。

本体基板の画像を表示する部品の故障という事もあります。
画像処理に高負荷をかけてしまうと、故障の原因となってしまう事があります。
本体側の画像表示の部品が破損してしまった場合は、部品のみを交換修理することは難しくなってしまいます。

システムの不具合により画像表示が乱れたりする事もあります。
この場合はシステムの復旧や再インストール等によって改善される可能性があります。

キーボードに外部モニタの切り替え用のファンクションキーがある場合、キーボード不良によって、そのキーが反応しなくなることがあります。
外部モニタに切り替えた状態でキーボード不良となってしまった場合は、パソコン自体が動いていても液晶画面が映らないという事になってしまいます。
その場合はシステム側の設定で元に戻し、キーボード側の修理により改善される事となります。

【故障例】

• 1)バックライト・インバーター不良
• 2)本体グラフィックの不良
• 3)システムの不具合
• 4)外部モニタの設定

原因	症状
バックライト・インバーター不良	・バックライト交換 ・インバーター交換 ・配線の確認
本体グラフィックの不良	・本体基板交換
システムの不具合	・システムの復旧 ・デバイスドライバの確認 ・OSの再インストール
外部モニタの設定	・外部モニタでシステムから設定を確認

【概算見積りパターン】

【その他の液晶不具合時に試す基本対処法】

①うっすらと映っている場合

液晶画面がうっすらと映っているならば、明るさ調節を設定してみてください。
最大の輝度まで設定しても画面が暗いままであるならば、バックライトやインバーターの不具合となります。
また全体的に色がおかしい場合も同じ不具合の可能性があります。

②起動しているが画面が全く映らない場合

内部的に本体が起動しているが画面が全く映らない場合は液晶画面か、本体側のグラフィック制御の部品の故障が考えられます。
デスクトップパソコンと違い、ノートパソコンの場合はグラフィックボードの交換で改善されるという事にはなりません。
この症状の場合は本体の基盤交換になってしまう事があります。

③画像の乱れが発生している場合

システムの不具合によって画像の乱れが発生している場合は、システムの更新や復旧、再インストールをする事で症状が改善されることがあります。 デバイスドライバの更新も試してみてください。

④外部モニタに切り替わったまま戻らない場合

外部モニタに切り替わったまま戻らなくなってしまった場合は、外部モニタを接続したままシステムのディスプレイ設定を元に戻してみてください。 キーボード不良などで反応しない場合はキーボード側の交換修理により、誤反応の再発を防ぐことができます。