【ノートパソコン】表示不良の事例パソコン修理テック
【原因】
パソコンの液晶ディスプレイは、落下の衝撃等の破損以外でも不具合が発生することがあります。
その一つにドット抜けと言われるものがあります。
これは、小さな点が常時点灯していたり、消灯しているものです。液晶画面は点の集合ですが、この一部分に断線などが発生して表示不良を起こしているのです。
このようなドット抜けは購入直後のノートパソコンでも発生している事があります。
生産の時点でメーカー側が一定数以下のドット抜けを許容しており、初期不良としては扱わない事があるからです。
このような症状は一部分だけを修理するというのが難しく、液晶全体を交換修理として対応することがほとんどです。
接触の問題であり、しばらくしたら消えるという事も稀にあります。
画面に線が入ってしまう不具合もあります。内部でのケーブルの断線や接触不良によるものですが、断線による表示不良ですと液晶ディスプレイの交換が必要となってしまいます。
画面をスクロールさせた時やカーソルを動かした時、ウィンドウの位置を動かした時などに残像のようなものが残る症状もあります。
それ以外の表示が正常であるならば、ディスプレイの設定やデバイスドライバの不具合が原因と考えられます。
設定の見直しと、デバイスドライバの更新を試してみてください。
また、再起動でも改善されることがあります。
画面表示に負荷のかかる作業をした後や、ゲームをした後などに画面の表示が乱れる事があります。画面の一部に表示が残ったまま消えなくなってしまったり、アイコンや文字の一部の表示が崩れてしまう事もあります。
そのような時は再起動を試してみてください。
一時的な負荷により発生した表示不良という可能性もあります。
また、ノートパソコンは負荷をかける事でデスクトップパソコンよりも発熱による影響を大きくうけてしまいます。長時間の使用時には、本体の熱を逃がす為に休ませる事も必要です。
【故障例】
- 1)液晶画面のドット抜け・線が入る
- 2)表示に残像が残る
- 3)表示の崩れ
原因 | 症状 |
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液晶画面のドット抜け・線が入る | ・液晶画面の交換 ・接触不良が原因かを確認 |
表示に残像が残る | ・外部モニタを使用して確認 ・再起動をしてみる ・ディスプレイ設定の確認 ・デバイスドライバの更新 |
表示の崩れ | ・外部モニタで表示の異常がみられるか ・再起動をしてみるデバイスドライバの更新 ・しばらく本体を休ませる |
【概算見積りパターン】
接触不良 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 4,500円~10,000円 |
合計 | 6,500円~ |
液晶画面の交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 8,000円~11,000円 |
部品代 | 5,000円~ |
合計 | 10,000円~+部品代 |
【表示不良の時に試す基本対処法】
①外部モニタの端子が搭載されている場合
外部モニタの端子が搭載されているのならば、液晶ディスプレイの不具合であるのか、本体やシステムの不具合であるかを判断するために、外部モニタに接続して確認をしてみましょう。
②一時的な表示不良の場合
一時的な表示不良であるならば、再起動や本体を休ませる事で改善されることがあります。
③ディスプレイの設定により表示がおかしい場合
ディスプレイの設定により表示がおかしい場合もありますので、一度ディスプレイ設定の確認・見直しをしてみてください。
④デバイスドライバの更新
デバイスドライバのバージョンを確認し、更新することで改善されることもあります。