【macbook】電源ボタンを押しても反応が無いの事例パソコン修理テック
【原因】
反応が無いときは、「電源がついているが画面がつかない」と「Macが起動しない」の2つのパターンに分けられます。まずは電源が入っているかどうかを確認します。
- 1)起動音が聞こえる
- 2)ファンやドライブの動作音が聞こえる
- 3)スリープ LED が光る (Mac に装備されている場合)
- 4)キーボードの「caps lock」キーを押すと点灯する(キーボードの照明レベルを上げる)
電源がついていない事を確認したら、以下の手順で電源周りに問題がないか確認します。
まずは、Macからコンセントまで電源コードとアダプタで適切に接続され、プラグがしっかりと差し込まれていることを確認します。
コンセントが動作しているかどうか確認するには、他の電気製品を接続してください。次に、コンセントから電力が供給されているのに Mac の電源が入らない場合は、別の電源コードやアダプタ (用意できる場合) で試してみます。また、バッテリーが十分に充電されるまで、電源アダプタを接続したままにしておいてください。
Macに接続されている周辺機器をすべて外します。
ここまでで電源がつかなかった場合、本体のバッテリーなどのパーツに異常が出ていたり、ソフトウェアがエラーを起こしていたりします。
また、以上の手順でMacに電源が入っている事が確認できた場合、以下の2つのどちらかが原因となっている可能性があります。
- 1)液晶に問題があり、画面が表示されていない
- 2)液晶以外の部品に問題があり、画面が表示されていない
【液晶に問題があり、画面が表示されていない】
電源周りには異常がなく、本体は起動しているが画面がつかないという場合、PRAMリセットとSMCリセットを試すことで解決することがあります。解決しなかった場合、液晶に問題がある可能性があります。液晶が問題であった場合、バックライト用電源回路が断線していたり接触不良を起こしたりしていることが考えられます。
【液晶以外の部品に問題があり、画面が表示されていない】
電源周りや液晶に問題が見当たらず、本体の故障が原因である場合は様々な要因が考えられます。メイン基板(ロジックボード)がショートしている可能性。グラフィックボードとマザーボードの接続部が不良を起こしている可能性。ハードディスクに異常が起きて正常に動作していない可能性。これらの問題は大抵、部品を交換することで解決することが可能です。
【故障例】
- 1)メイン基板(ロジックボード)故障
- 2)電源スイッチ経路の断線や接触不良
【概算見積りパターン】
電源スイッチ経路の断線や接触不良 | |
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診断料 | 3,000円~ |
作業料金 | 13,000円~ |
合計 | 16,000円~ |
故障部位の補修(半田作業や緻密な修正作業) | |
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診断料 | 3,000円~ |
作業料金 | 13,000円~ |
特殊技術料 | 6,000円~40,000円 |
合計 | 22,000円~ |
【電源ボタンを押しても反応が無い時に試す基本対処法】
①PRAMリセット
Macを終了したあと、電源を入れてすぐに、 ⌘ + ⌥ + P + R(command + option + P + R)を2 度目の起動音が聞こえるまで押し続けます。
参考: Apple「Mac の NVRAM をリセットする方法」
②SMCリセット
Macを終了したあと、電源を入れてすぐに、 ⇧ + ⌃ + ⌥(shift + control + option)を押して、すべてのキーと電源ボタンを同時に放します。リセットに成功した場合、電源のランプの色がかわります。その後に電源を押して画面がつくかを確認します。
参考: Apple 「Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする方法」