【ノートパソコン】電源を押しても反応がないの事例パソコン修理テック
【原因】
ノートパソコンで電源が反応せずにパソコンが起動できない原因・対処方法はデスクトップパソコンとは少し違いがあります。
デスクトップパソコンは部品をある程度自由に追加変更ができますので、部品単位で故障が発生しても、その部分のみを交換修理する事ができます。
ですが、ノートパソコンの場合はいくつかの部品を一つにまとめた基板がベースとなっており、部品変更や増設が自由にできない種類もあります。
そのため、電源の交換修理で直ると思っていた症状が、最終的には本体全てを交換する結果になるという可能性もゼロではないのです。
まず、最初にコンセントに接続している電源アダプタの故障である可能性があります。
きちんと接続されている場合は、本体の端子部分の接触不良も考えられます。
ノートパソコンにはバッテリーが搭載されていますので、電源アダプタの故障であってもバッテリーの電力で起動させる事が可能です。
電源アダプタの故障に気づかずに、バッテリーで起動していた可能性もありますので。もしもテスターをお持ちでしたら電源アダプタの確認をしてみると良いかと思います。
バッテリー側の故障の可能性もあります。
ノートパソコンの種類によっては、電源アダプタを繋いでいてもバッテリーを外した状態だと起動しないタイプもあります。バッテリーの接続がきちんとされているか、またバッテリーが完全に放電されている場合はしばらく電源アダプタに接続をし、充電してから起動を確認してみるのも良いでしょう。
本体が正常であっても、電源のボタンが故障している可能性もあります。
ボタン交換できるタイプならば交換修理で改善させることができますが、ボタンと連動する本体の配線などの故障であった場合は、故障部分のみを修復することが難しくなってしまう可能性もあります。
メモリ不良による起動不可の原因も考えられます。本体の種類によってはメモリが基板に直接内蔵されているタイプもありますので、メモリのみを交換修理できない場合もあります。
【故障例】
- 1)電源アダプタの故障
- 2)バッテリー不具合
- 3)メモリ不具合
- 4)電源ボタンの故障
原因 | 症状 |
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電源アダプタの故障 | ・コンセントや接続の確認 ・ケーブルの断線や接触の確認 |
バッテリー不具合 | ・接続の確認 ・しばらく充電をしてみる |
メモリ不具合 | ・取り外し可能なタイプか確認 ・本体内蔵の場合は本体基板交換 |
電源ボタンの故障 | ・ボタン交換できるタイプか ・本体基板側の破損は無いか |
【概算見積りパターン】
接触不良 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 4,500円~10,000円 |
合計 | 6,500円~ |
液晶画面の交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 4,500円~10,000円 |
合計 | 6,500円~+部品代 |
電源アダプタの交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 8,000円~11,000円 |
部品代 | 5,000円~ |
合計 | 10,000円~+部品代 |
メモリの交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 1,500円~8,000円 |
部品代 | 2,000円~9,000円 |
合計 | 3,500円~+部品代 |
【電源を押しても反応がない時に試す基本対処法】
①電源の接続、コンセントの確認
電源アダプタの接続、コンセントの確認をしてみましょう。
本体とアダプタの接触不良の可能性もありますので、テスターを使っての通電チェックができる場合はアダプタが正常かどうかを確認してみてください。
②バッテリーが着脱式の場合
バッテリーが着脱式の場合は接続がきちんとされているかを確認してください。 また、完全に放電されている可能性もありますので、しばらく電源アダプタを接続して充電をしてみるのも良いでしょう。
③取り外し可能なタイプのメモリの場合
取り外し可能なタイプのメモリでしたら、きちんと接続がされているかを確認してください。予備のメモリが手元にあるのならば交換して確認をしてみると良いです。
④ボタンに破損や交換できるタイプか確認
電源ボタンに破損がないか、ボタンは交換修理できるタイプかを確認してください。
破損個所が本体側である場合は、部品交換できるかどうかによって、修理内容がかわってきます。