【ノートパソコン】SSD換装の事例パソコン修理テック
![SSD換装](https://www.pc-d.jp/wp-content/uploads/2022/07/ssd_top-1.jpg)
【原因】
ノートパソコンでは性能を向上させる手段が限られてしまいます。
メモリが増設できるタイプは単純にメモリ容量を増やす事で性能の向上が可能です。
増設できない本体内蔵のタイプですと、メモリの強化は不可能となってしまいます。
そこで考えらえるのが、HDDをSSDに換装するという方法です。
SSDとは物理的な駆動部品を使わずにメモリ内へデータを読み書きする記憶装置です。
そのため、HDDと比べると読み書きのスピードが向上し、静音であるという利点が挙げられます。
実際に比べてみますと、HDDでWindowsを起動させるよりもSSDで起動させた方がはやくなる事がほとんどです。
ただし、内蔵するためのマザーボードの種類によっては規格を確認して接続をする必要があります。古い規格のマザーボードに最新の規格のSSDを搭載したとしても、十分な性能を発揮できない可能性がある為です。
SSDに交換する際は、HDDの交換と同じように事前にバックアップを取る事も必要です。
また、試験的に接続をしてBIOSできちんと認識しているかを確認してからのほうがスムーズに換装作業が進むと思います。
そしてもうひとつ、HDDの内部にあるリカバリ領域をどうするかという問題があります。
手元にCDやDVDといったリカバリディスクがある場合は問題がありませんが、光学ドライブを搭載しておらず、HDDからでしかリカバリができないタイプもあります。
ある程度の知識をお持ちで、SSDに換装後は新規でOSをインストールできるという場合は問題ありません。
SSDに換装した後も、リカバリでシステムを復元したい場合は、換装する前のHDDにあるリカバリ領域の中身を新しいSSDの中に移す必要がありますのでご注意ください。
【本体側の故障例】
- 1)HDDから異音がする
- 2)ファイルの読み書きでエラーが出る
- 3)ファイルの読み書きに時間がかかる
- 4)ファイルやシステムの破損
- 5)性能の向上を目的として
原因 | 症状 |
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HDDから異音がする | ・HDD交換 ・SSDへ換装 |
ファイルの読み書きでエラーが出る | ・HDD交換 ・SSDへ換装 ・ファイル破損を診断・修復 |
ファイルの読み書きに時間がかかる | ・HDD交換 ・SSDへ換装 ・ファイル破損を診断・修復 |
ファイルやシステムの破損 | ・HDD交換 ・SSDへ換装 ・ファイル破損を診断・修復 |
性能の向上を目的として | ・SSDへ換装 |
【概算見積りパターン】
接触不良 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 4,500円~10,000円 |
合計 | 6,500円~ |
ハードディスク(HDD)の交換 | |
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診断料 | 2,000円~ |
作業料金 | 1,500円~8,000円 |
部品代 | 5,000円~ ※SSD容量により異なります |
合計 | 3,500円~+部品代 |
SSDへ交換 | |
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診断料 | 2,000円 |
作業料金 | 1,500円~8,000円 |
部品代 | 5,000円 ※SSD容量により異なります |
合計 | 3,500円~+部品代 |
【SSDへ換装する時に試す基本対処法】
①SSDへ換装する時に試す基本対処法
HDDの故障によりSSDへの切り替えをするつもりでしたら、データのバックアップを取ることと、自身のアカウント情報などを控えておくと良いでしょう。
②SSDのみを換装する場合
SSDのみを換装する場合はパソコンの接続端子・規格を確認し、接続可能なタイプの物を用意する事となります。 SSDに再セットアップをする前にBIOSできちんと認識をしているかを確認しましょう。
③HDDの中身を丸ごとコピー
今までお使いのHDDの中身を丸ごとコピーする、クローンという方法もあります。